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ひきこもり支援と生活保護(1)

 昨日いろいろな会合があったのですが、神奈川県中央児童相談所 所長 栗原ちゆき先生の「ひきこもりの人達への社会保障を考える ?生活保護制度を中心とした社会保障制度を知る?」というテーマのお話を伺ってきました。

 

お話の流れは、

 ?事例 

 ?法律と相談窓口(福祉8法と刑法分野、相談窓口) 

 ?支援の実際(生活保護、障害者福祉、児童の福祉、母子及び寡婦の福祉、

  女性の福祉、社会保険制度?特に、医療保険、年金保険?、経済的支援(各種

  手当・税控除・医療費補助など)

 でした。

 特に、生活保護のお話がメインで後半部分は駆け足になり、学習支援が中心の私たちにはもっといろいろ詳しく伺えたらよかったと残念でしたが、それでもとてもいい勉強になりました。

 

 

 当日の内容を全てお知らせすることは出来ないのですが、四方山話として 

 

*障害者更生相談所と児童相談所が国のお墨付きを頂いた「判定機関」であること。前者が18才?、後者が17歳まで。障害者更生相談所はその他に「補装具の判定」「施設入所の判定」の3つの判定を行う機関であること。

 

*広汎性発達障害の手帳取得はIQ91以下で取れること。

 

*全国の児童相談所の児童虐待の相談が4万件を超えたこと。

 

*3年前の生活保護を受けている人が100万人突破だったのが、今は120万人強となっている。昨年のサブプライムローンの影響もあること。

 

*ハリーポッターの作者が生活保護を受けながら著作したこと(私見として、日本の社会保障もこういった自立支援のチャンスが多く与えられる仕組みになればいいと思うのですが・・・)。

などなど

 

 

 講演も熱が入っていたのですが、その後の質疑応答も活発でした。次回 それに触れたいと思います。改めて「自立支援」「子どもが安心感が持てる居場所」の重要性、「相談窓口」の連携・情報の多さを感じました。 成人のひきこもりの親族の方は、今度 社会保険事務所にいってみて下さい。国民年金の支払いが免除になる場合があるそうです。

 

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