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6.122013
ブルーライトと昼夜逆転
「ブルーライト」というと古い(?)世代だと「ブルーライト横浜」を思い浮かべてしまいます。
先ほど、NHKをみていたら2013年6月6日(木)~8日(土)JPタワー ホール&カンファレンス (東京)において第1回国際ブルーライトシンポジウムが開催されたことを取り上げていました。
最近、「ブルーライト」をカットするメガネなど街中でみますが、「ブルーライト」はパソコンやスマホなどの青い画面だけでなく、普通の光の中にも入っています。この光は波長が380~495nm(ナノメートル)の青色光のことで、ヒトの目で見ることのできる光の中でもっとも波長が短く、強いエネルギーを持って、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。
この光の人体への影響が問題視され「ブルーライト問題」と言われています。日本では厚労省が、「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定し、職場における作業の在り方への指針を示していますが、ディスプレイ機器が発するブルーライトの人体への影響について医学的な検証はまだされていません。ドイツなどではガイドラインが出ているそうです。
難しい話はさておき、「ブルーライト」は目にも悪いそうですが、人体を活性化させる影響があり生体リズムを変えてしまうそうです。多くの生物が24時間の生体リズムを持っていると考えらますが、人間の場合、朝日の青色光により体が目覚め、夕暮れのオレンジ色の光でやすらぎを覚え、暗闇と共に眠りにつく、といった光による周期が生体リズムに大きな影響を与えているとされ、近年では宇宙飛行士の健康維持にも明暗のサイクルが用いられているそうです。また、身近なところではドイツではそのような照明器具が作られ日本でも現在研究中だそうです。
よく、不登校のお子さんが夜中ゲームやパソコンを行って、昼夜逆転になるという相談を受けます。体力的にも昼間活動していなければ夜元気になるのは当然なのですが、もしかするとこの「ブルーライト」も影響しているのではと思います。現代人の生活環境では、夜間に室内照明、パソコン、ゲーム、テレビ、ケータイ電話からさらに不眠や生体リズムの狂いが生じるのでは?と思いました。
今度、こういった会合があれば是非参加してみたいと思います。