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1.42015
高校卒業程度認定試験のしくみ
高校卒業程度認定試験というのは、略して高卒認定とも言われていますが、
その名前が示す通り、高等学校卒業程度の能力を有していることを認定するための試験です。
この試験に合格すると、合格証書が授与され、各種証明書の発行を受けることが出来ますので、
一般的に高卒資格を有する者として扱われることになります。
従って、一般的に大学入学のための資格の一つとされている、高等学校卒業要件は、
この高卒認定に合格することで満たしたことになります。
この試験は、文部科学省が行っており、受験科目は国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語となっています。
地理歴史は更に世界史と日本史と地理に分けられ、公民は現代社会と倫理、それに政治・経済の科目に分かれます。
これらの受験科目の中から、規則に従って8科目から9科目を受験して、その全てに合格すると、合格証書が授与されます。
また、1回の試験で全ての科目に合格しなくても、複数回受験して最終的に全ての科目に合格すればよいようになっています。
また、高校に在学歴を有している人は、単位を取得している科目は受験を免除されます。試験は毎年8月と11月に行われます。
高卒認定に合格するためには、高校で学ぶ授業の内容を習熟していなければ難しいのですが、
この試験を受ける人は、何らかの理由で高校に通えなかった人達ですので、このような人達が高卒認定の勉強をするためには、
サポート校の支援が重要です。
サポート校は、本来は通信制高校を無事に卒業するための施設ですが、高卒認定の合格を目指す人もサポート校で勉強しています。
サポート校を利用することで、合格する可能性も高くなります。