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二毛作と二期作 ~小学生の学習(6)~

 日本標準時子午線(にっぽんひょうじゅんじしごせん)は、日本における時刻の標準、すなわち日本標準時(JST)を定めるための子午線で、東経135度の経線です。「東経135度」というと兵庫県明石市とすぐ思い浮かびますが、日本標準時子午線上にある自治体は点ではなく線なので京都府・兵庫県・和歌山県とたくさんあります。

 円は360° 24時間で割ると360°÷24=15°

 15°で1時間違うので、東経135度では英国グリニッジ天文台を通る東西経0度より9時間(360°÷15°=9)の時差があります。

 問題。「東経140度・北緯40度の交点の村は?」

 「秋田県大潟村」です。

 大潟村というと「八郎潟」。

 八郎潟は、秋田県にある湖。かつては日本第二位の面積(220km²)を誇っていたが、大部分の水域が干拓によって陸地化されました。

 1957年(昭和32年)八郎潟で干拓事業が始まる。

 1964年(昭和39年)6世帯わずか14人の人口で大潟村が発足する。

 1967年(昭和42年) 第1次入植者56名(応募者615人)が入村。

 1970年(昭和45年)からの減反政策により、全財産を処分することを条件に入植した農民の中には自殺者も出現して、離農も相次ぎ、また、残留して非正規流通米を生産し続ける農家も居続ける。

 1977年(昭和52年)全体の事業竣工

 1985年(昭和60年)不正規流通米が社会問題化し、検問が実施される。

 戦後、食糧増産を目的として干拓工事が行われ、最終的には、減反政策というものを目の当たりにした地域です。

 さて、

 「単作」・・・①同じ水田あるいは畑に,1種類の作物だけを栽培すること。②同一耕地に年間1作だけを行うこと。

 「転作」・・・同じ農地でそれまで生産していた農作物とは別の種類の農作物を生産すること。①数種類の農作物を何年かのサイクルで順番に生産する輪作のように、ある農作物を将来的に再び生産することを前提として、生産する農作物の種類を変えること(輪作)。②現在生産している農作物を将来的に再び生産することを前提としないで、生産する農作物の種類を変えること。特に、稲作を行っていた水田において、麦、豆、野菜、飼料作物、園芸作物等の他の農作物を生産すること。1970年代以降の日本においては、米余り現象への対策として減反政策が採られ、水田からの転作地には転作奨励金を補助する一方で、目標面積分の転作を達成することを稲作の補助金の支給の条件とすることなどによって、半ば義務的な転作が進められました。

 通常、②の意味でつかわれます。

 「輪作」・・・同じ土地に別の性質のいくつかの種類の農作物を何年かに1回のサイクルで作っていく方法。栽培する作物を周期的に変えることで土壌の栄養バランスが取れ、収穫量・品質が向上、連作での病原体・害虫などによる収穫量・品質の低下の問題を防ぐことが出来ます。

 「二毛作」と「二期作」の違いは?

 「二毛作」・・・同じ耕地で一年の間に2種類の異なる作物を栽培すること。春から秋にかけて稲を作り、秋に収穫してから翌年の春までは麦や大豆を作ることが多く、日本では鎌倉時代頃から普及しました。(この鎌倉時代も重要!)一般的には二毛作を行うと地力が低下し、次第に生育不良となっていくので最近はあまり行われなくなりました。

 「二期作」・・・同じ耕地で一年の間に同じ作物を栽培すること。

 

 

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